コンサルタントの新規着手準備とは

トリニティーコンサルティングの四元(よつもと)です。実は8月後半は追い込まれています。なぜなら8月中旬に届いた新規先の着手資料の分析と、今後の方針立案に追われているからです。しかも2件…。

我々トリニティーコンサルティングのコンサルタントにとって、「新規着手」は特別な位置づけです。

数年にわたって担当してきたクライアント先なら、数字も、流れも頭に入っています。主要幹部との人間関係も構築した後です。多少の問題が発生していたとしてもその場での対応が可能です。

しかし、新規着手はそうはいきません。まず相手先の現状を0ベースで頭に入れないといけません。数字のイメージも同様。多くは数字から今までの発展の経緯や現在の状況を類推するわけですが、業種が同じでも各社バラバラです。例えば、一括りに建設業と言っても、様々な工事分野がありますし、公共民間で受注構造も異なり、直営工のありなしで数字のバランスも大きく異なります。さらに、経営者や幹部陣との人間関係が構築されていないため、反応も読めないところがありますし…。

省略する方法はあります。経営者に綿密にヒアリングをすることで大まかな問題点「経営者の」ゴール像を聞いておく手法です。

しかし、同時に経営者からのヒアリングは諸刃の剣でもあります。つまりヒアリングによる「(経営者の)主観」に我々経営コンサルタントが流されてしまうリスクがあるからです。

つまり、コンサルタントとしての価値を高め、会社の真の課題をつかむためには、与えられた資料を読み込み、イマジネーションを膨らませる工程が不可欠です。

経営者の意思は半分くらいにとどめて、「フラット」に状況を整理し、どのような課題を「仮置き」するのかで我々の品質が決すると考えています。

しかも、トリニティーコンサルティングのドメインは低単価路線…。世界的大手のM社やB社のようなコストのかかる調査は非現実的です。

つまり、決算書などの準備に時間のかからない資料から、いかにイマジネーションを膨らませ、何百、何千通りの場合分けを設定するかで決まります。

与えられた情報をフォーマットに入力し、提出書類を整備するかくらいなら楽勝ですが、そこからのイマジネーションが終わりのない作業です。

「ここまでやれば終了」とういう基準はなく、極論、終わるまで終わりません…。

それが2本…。月末は本当に休まらない日々でした…。

※ブログ原稿を提出して気づいたのですが、田口さんと内容がかぶりましたね…。トリニティーのコンサルはみんな追い込まれていました(笑)。